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原稿の制作

 ここのところ手書きでのノート、情報カードを使った整理などをつづけてデジタルから距離をとっています(というのは前の記事で書いたのでした)。

 そのせいで、タイピングより筆記のほうが楽になり、またガラスペンを愛用するようになってから、フリクションであっても書いた文字や線を消去しなくなりました。意識してのことではないのですが、そういえばノートとはこういう間違える場所だった、と思い直しています。

 たとえば、いわゆる「文豪」として多くが思い浮かるような作家の書簡や葉書などが頭にあって、文学館の硝子ケースのなかにあるそれらには、名前の誤記、漢字の誤記、シンタックスの乱れがありありとあったなあ、と思うと、間違いとは書いた人間と紐付くものとして、残るもののようにも思います。複雑なメディアが噛み合う紙の広がりは「誤りをも刻む場」だったのではないかな、と徒然なるままにぼうっとしてもう夜です。


 そんなことに頭が向くのも、瀧口修造のトークイヴェント後そこで浮かんだトピックスがずっと頭にあり、かつ友人と遠隔で行なっている(括弧付きの)”desital poetry”読書会(+呑み)で取り上げた話題、友人のくれるヒント、自分の放言もない交ぜになっているから。 そんなこんなで、今日は時間帯は忘れましたが、テクストを書いたあと、新しい詩の原稿を作っています。そこそこ加重に梃を入れていて、もうすこしtryがつづくかもしれない、というのが実感です。  いま頭にある構想が(読み手にとり書き手にとり)うまく機能するものなのかはまだ手探りの状態なので、いい距離を保ちつつ、その構想をこねたり土に戻したり、また練ってみたりと行きつ戻りつして補強していきたいです。 よしなに。